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新型機テスト当日、ジノーヴィーは試験場の地下でデュアルフェイスと大差ない機体に乗り込んでいた。
説明によるとこの機体は、各種内装の性能を大幅に向上させる特殊機構が組み込まれているらしい。 『それでは、テストを開始します。全力で挑んでください。』 デュアルフェイスがリフトで上昇する。リフトが停止した先にあったのもデュアルフェイスだった。 「お前がこの機体の本来の持ち主か。」 女の声の通信が入る。恐らく相手のデュアルフェイスからだ。 「私とお前、どちらがこの機体をうまく扱えるか、見物だな。」 女はそう言うだけ言った後、一方的に通信を切った。 『それでは、開始してください。』 [メインシステム 戦闘モード、起動します。] 戦闘が始まり、双方のデュアルフェイスが動き出す。 グレネードランチャーの火力で押すのがジノーヴィーの戦術だ。 遠距離サイト武器のグレネードランチャーに合わせてFCSも遠距離特化型を選んである。 迷わずグレネードランチャーを選択し、相手に向けて発射する。 しかし発射されたグレネードは狙いを外れ、壁に当たって爆発する。 何度も相手に向かってグレネードを撃ち込むが、相手の読みが鋭く当たらない。 「そんなものか、失望した。」 突然相手のデュアルフェイスから通信が入り、ジノーヴィーは一瞬そっちに気をとられる。 「お前にその機体はもったいない。私が勝ったらその機体は私に貸せ。」 女はまた一方的に通信を切った。 「私の機体を貸せだと?」 操作に再び集中しながらジノーヴィーはそう声を漏らした。 相手の位置を確認していると、相手のデュアルフェイスがグレネードランチャーをパージして接近してくる。 グレネードランチャーをパージした相手のデュアルフェイスのスピードはなかなかのもので、一気に距離を詰められた。 ジノーヴィーは必死に後退しながらグレネードを放つが逃げ切れず、捕捉うまくいかずにグレネードも当たらない。 そしてブレード一閃を食らい、ジノーヴィーのデュアルフェイスに撃破判定が下りる。 PR |
