忍者ブログ
  • 2024.10
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 2024.12
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【2024/11/15 02:24 】 |
P2-2つの顔
「どちらにしろ、依頼には困らないはずだ。悪くない話だと思わんかね?」
「アークでは専属契約が禁止されていることは知っているはずだ。何故アーク所属の私に専属の話を持ちかける?」
「それは君の実力を我々が見込んでいるからだよ。」
「私の、実力・・・」
「まあ、君が不満ならそうだな・・・」
クレスト仲介人は少し考え込む。
「君が勝てばレイヴンランク1の保証、負けた場合は何もなし、というのはどうだ?」
「受けてみようか、その賭け。」
「その返事を待っていた。さて、どっちに賭ける?」
クレスト仲介人は2枚の資料をジノーヴィーに差し出す。
「これは今回の試合に出るレイヴンのプロフィールだ。どちらかを選びたまえ。」
ジノーヴィーは資料に目を通す。
試合は初期機体で戦いあう単純なものだ。
どちらも活躍を聞いたことのないレイヴンだったが、ジノーヴィーの視線は片方のプロフィールに釘付けになる。
アグラーヤ、それがその女性レイヴンの名前だった。
「同郷のレイヴンか・・・」
思わず声を漏らす。
「決まったかね?」
「ああ。同郷出身ということで、アグラーヤに賭けよう。」
「では私はもう片方のファントムシーフか。」
『観客の皆様、長らくお待たせしました。』
『選手入場。グリッド1、ファントムシーフです。』
『選手入場。グリッド2、アグラーヤです。』
フィールドにリフトでACが上昇し、モニターにそれぞれのエンブレムが表示され、歓声が響く。
『ではこれより、ビギナーマッチを開始します。』
『Ready.... Go!!』
PR
【2010/11/20 13:10 】 | 2つの顔
<<前ページ | ホーム | 次ページ>>