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試合がスタートし、グリッド1,2共にリフトハンガーが解除される。
だが同じ新人レイヴンであるはずなのに、操作の差は歴然だった。 開始直後の過剰ブーストによる熱暴走でほとんど身動きが取れなくなっているグリッド1。 それに対しグリッド2はうまくブーストを小刻みに吹かしながらグリッド1への距離を詰める。 徐々に距離を詰めていくグリッド2に対し、グリッド1はライフルを乱射。 しかし1次ロックやノーロックばかりで長距離から発射される弾のほとんどは、グリッド2の細かい機動には当たらない。 グリッド2はその応酬に、半固定目標となっているグリッド1へとミサイルを次々と撃ち込む。 グリッド1のコア迎撃機能がミサイルを撃墜していくが全て撃墜できるわけもなく、何発も被弾しAPが削られる。 ある程度距離が詰まるとグリッド2はミサイルをパージして軽量化し、ライフルを撃ちながらさらに距離を詰める。 距離が詰まった分グリッド1のライフルも命中しやすくなったが、ミサイルで受けたダメージを取り返すには足りない。 そして極限まで距離が詰まったとき、グリッド2がブレードでグリッド1に一閃。 『グリッド1、行動不能。グリッド2の勝利です。』 そのアナウンスと共に会場は歓声とブーイングに包まれた。 新人とは思えない見事なパフォーマンスだ。 「君の勝ちだな。」 「ああ。同郷であの実力、戦場では出会いたくないものだな。」 「では、君のレイヴンランク1位は我々が保証しよう。」 「楽しみにしてるよ。」 冗談半分に聞いていたジノーヴィーは皮肉交じりにそう言って席を立った。 PR |