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『こちらファルコナー3、領域を離脱し・・・』
視界の片隅で輸送機が炎上しながら墜落していくのが見える。 『操縦不能、脱出・・・!』 間を置かずに再び輸送機が墜落する。この声はファルコナー2のパイロットか? 『レイヴン、何をやっているんだ!』 ファルコナー1からの通信だ。 「何をやってるだと?ふざけるな!」 カロンブライブは思わず声を荒げる。 『こっちは金を払ってるんだ!文句を言ってる余裕があるなら護衛に専念しろ!!』 「護衛に専念しろだと?高高度を高速で移動している輸送機を、全てAC1機で守れとでも言うのか?」 カロンブライブは気持ちを落ち着かせてそう言いながらも、ハッチの間から敵部隊を迎撃していく。 『それが今回の依頼のはずだ、違うか?』 「依頼文には磁気嵐のことも明文化されていた。つまりこの事態は予測できたはずだ。」 『それは・・・』 ファルコナー1の威勢がなくなる。 「それにどうして輸送機に武装が施されていない?」 『これは輸送機だ、戦闘機じゃないんだ・・・』 「誰も戦闘機だとは言ってない。なぜ最低限の自衛が可能な武装を施さなかったのかと聞いている!」 PR |