忍者ブログ
  • 2024.04
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • 2024.06
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【2024/05/19 02:14 】 |
P6-爆撃機だって!?
あたしはACを降り、外の新鮮な空気を吸う。
地下世界とは言えど、コックピットの中に比べれば全然新鮮な空気だ。
(やっぱコックピットは狭くて息苦しいなぁ。)
大きく伸びをして、空を見上げて深呼吸。
(あれ?)
なんか違和感を感じる。
火の玉になった爆撃機がどんどん大きくなってるような・・・
試しに目をしばらく瞑って、また目を開けてみる。
するとどうだろう、火の玉が大きくなっているではないか!
つまり、こっちに落ちてきている。
進行方向的に、ちょうどあたしがいる辺りに向けて・・・
「え、嘘!?冗談じゃない!!」
事態を把握したあたしは慌ててACに乗り込み、ACを動かそうとする。
しかし今は通常モード。戦闘モードのようにきびきび動かせる状態ではない。
「えーと、戦闘モードに手動で切り替えるのは・・・」
あたしは必死でマニュアルに目を通すが、なかなか見つからない。
そうこうするうちに爆撃機の残骸はどんどん近寄ってくる。
「あった!これをこうして、こうして・・・うわっ!」
慣れない手つきで戦闘モードに切り替えようとしていたら、どうやら間に合わなかったようだ。
ACにとんでもない衝撃が走り、派手な爆発音が鳴り響く。
『AC2、どうした!?』
まだ通信を開いてあったのか、試験官が驚いて呼びかけてくる。
「あたしは大丈夫です・・・爆撃機の残骸が落ちてきただけです。」
そう返事をしながら機体の状態を見ると、もう大破寸前。
恐らく墜落時の衝撃で、爆撃機に積載してあった爆発物に引火したのだろう。
APが一気に削れ、熱暴走も発生しさらにAPが持続的に削られていた。
このまま乗っているのも危険な状態だが、AC周辺が燃え盛っているので降りれない・・・
『機体の状況は?』
「墜落時の衝撃と爆発でAPが大幅に削られて、機体から熱が抜けないでさらにAPが削れています。」
『よし、至急回収のヘリを向かわせる。それまで持ちこたえるんだ!』
PR
【2010/11/20 12:29 】 | 爆撃機だって!?
<<前ページ | ホーム | 次ページ>>