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【2024/05/19 03:05 】 |
P2-爆撃機だって!?
『レーダーに表示されている赤いラインが、作戦領域を示している。』
『一歩でも外に出た時点で作戦放棄とみなす。気をつけろよ。』
これが試験官からの最後のアドバイスだ。
あとはあたし自身と相方次第。
あたしは事前に読んでいたマニュアル通りにACの操縦を行う。
ぎこちないが、何とか動ける。どうにかなるだろう。
相方のほうを見てみると、不規則に少し動いては止まっての繰り返し。
「あんた、マニュアル読んでないの?」
思わず声をかける。
「う、うん・・・」
やっぱり読んでないようだ。
「はぁ・・・」
(あれじゃ頼りにならないね・・・)
あたしは相方のことは無視して1人で試験を進めることにした。
あんなのに足を引っ張られてあたしまで死ぬのはごめんだ。
ぎこちない操作ながらも、あたしはライフルとミサイルを駆使して配備された逆脚MTを撃破していく。
流れ弾が後ろで試行錯誤している相方のAPがどんどん削れていくが、あたしには関係ない。
そしてあと2,3機といったところまで撃破したとき、試験官から通信が入った。
『輸送機の飛来を確認。どうやら敵の増援のようだ。』
輸送機からMTが投下され、まだ試行錯誤している相方機の近くに降下。
見たところ、バズーカとシールドを構えた重装MTが3機だ。
降下完了と共にバズーカが相方機に向く。
『予定外だが敵は敵だ。全て撃破しろ。』
予定外とは言うが、これも演出だろう。
成績優良者への追加試験として、こういったことをするという噂を聞いたことがある。
相方機を見ると、バズーカの集中砲火に手も足も出ない様子。
(あたしが助けに行っても助からないだろうな。)
だからあたしは無視して初期配置のMTの排除を優先した。
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【2010/11/20 12:24 】 | 爆撃機だって!?
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