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「ちっ、今日も収穫なしか・・・」
ファントムはAC"ストレイタス"の中でつぶやいた。 だが最近はいつもこんなことの繰り返しである。 彼が目的としているもの、それはレイヴンに懸けられた懸賞金だ。 1週間も前ならば狩り放題だったのだが・・・ バーテックスとアライアンスの争いと賞金稼ぎを行う個人や集団によって、レイヴンの数は今はもう25人もいない。 だから日に日に無駄足を踏むことも多くなり、最近では獲物にありつけるほうが珍しいくらいだ。 「まあ、なんも損失ねぇだけましか・・・」 ファントムが自分の拠点に帰ろうとしたそのときのことだった。 [高エネルギー反応を確認。識別不能、該当データなし。] ストレイタスの頭部COMのメッセージがコックピット内に響く。 「高エネルギー反応だ?」 レーダーを確認すると、いつの間にかストレイタスに接近する反応が1つある。 「面白いじゃねぇか。誰か知らねぇが、俺を楽しませてくれよ!」 戦闘がなくストレスの溜まっていたファントムは、この突然の来客を歓迎するために身構える。 PR |