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「おじちゃん、何するの?」
昼食とその片づけが終わったあと、義孫がG.ファウストに聞いてくる。 「そうだな、お前は何がしたい?」 義孫と過ごす最後の1日かもしれないと考えると、G.ファウストには何をするか決められなかった。 「お勉強は嫌!」 「じゃあお勉強以外で考えよう。何かやってみたいことはあるか?」 「うーん、あの倉庫に入ってみたい!」 「あの倉庫に入りたいのか?」 G.ファウストは思わず顔が引きつる。 「うん。だってこの辺りで行ったことないの、あの倉庫だけなんだもん!」 義孫は満面の笑みだ。 なにがあるかわからないからこそ、あの倉庫の中に入れるのが楽しみなのだろう。 「少し待ってくれ、あの倉庫はおじいちゃんのなんだ。入っていいかおじいちゃんに聞いてくる。」 「うん、わかった!」 楽しげな義孫の笑顔を見ていて心が痛む。 PR |
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