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「げふっ・・・!?」
だが長時間の規格外負荷に体か耐えられなくなった私は、吐血してしまった。 吐血を引き金に、頭痛や吐き気がこみ上げてくる。 呼吸が荒く、焦点が定まらない。 とてもACを操作するようなコンディションではない。 「はぁはぁはぁ・・・」 それでも私はおぼつかない手つきでファシネイターの操縦を続けながら、呼吸を整える。 焦点が定まらないまま霞む視界の中に彼のACを捉えると、彼も私と同じく両肩武装をパージしている。 降参の意思表示ではなく、一気に決着をつけるつもりなのだろう。 ブレードのみの状態で一気に距離を詰めてくるのが見えた瞬間、私はハンドレールガンのトリガーを引きながら後退する。 ハンドレールガンが発射される寸前に、彼のブレードによって右腕ごと破壊されるが、ファシネイターの損害はそれだけだった。 「まだだ、まだやれる・・・!」 私は至近距離まで迫った彼の機体に向け、リボルバーハンドガンをゼロ距離から連射しながらさらに後退。 この距離では回避ができるはずもなく、強力な弾丸が彼のACの頭部を弾き飛ばす。 だがそれだけで彼がひるむはずもなく、再び距離を詰めてブレードを振ってくる。 PR |