× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
~
「レイヴン、新しい仕事だ。」 情報屋のエドが俺の家を訪ねてきた。 (また来たか・・・) 「・・・帰ってくれ。」 俺はエドのほうを見もしないで、そう返事をする。 「どうしてだ。どうして急に依頼を請けなくなった!」 「殺しすぎたんだよ、俺は。」 「何をいまさら?」 エドがそう思うのも当然だ。 今まで仕事という建前で散々殺してきたんだからな。 「何度言わせる気だ?俺はもう仕事はしない。そう言ったはずだ。」 「ああ、聞いたさ。だが俺は納得していない!」 「別に納得してもらおうなどとは思ってない。」 「は、相変わらずだな。邪魔したなレイヴン。」 悪態をつきなが、エドは出口へ向かう。 「・・・定期的に十分な報酬は出してある。」 「何もせずに金が入る、こんな割りのいい仕事はないだろう?」 去り際のエドに向け、俺はそう言った。 「まあな、おかげさんで不自由なく暮らせてるよ。」 「何がラストレイヴンだ、何がドミナントだ!」 エドはそう怒鳴りながら俺の家を出て行った。 (・・・やれやれ。) まあいつものことだった。 どうせしばらくすればまた来るだろう。 PR |