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試合時間になり、試合会場の屋内アリーナに俺のAC"アーク"とアルダのAC"エリュシオン"が出揃う。
『両グリッド、スタンバイ完了。』 『制限時間設定、5分。』 機体内に進行状況を告げるアナウンスが響く。 『Ready... Go!』 試合開始だ。 景気づけにエクステンションの連動ミサイルをパージし、それをスイッチに俺はACの操縦に集中する。 俺の機体は近距離重視のため、警戒しながら相手との距離を詰めていく。 [敵ACを確認、エリュシオンです。] ある程度接近し、目視で機影が確認できる距離になったタイミングで頭部COMの敵機分析が始まる。 [敵はEOタイプのコアを装備、火力を高めています。] [機動力を活かした近接に注意してください。] 新鋭COMのためそれなりに分析はしてくれたが・・・ (近接に注意って、無茶言うな。) 俺は敵機の捕捉を行いながらそんなことを考えていた。 ある程度距離を離してマシンガンとビットで削り、ブレードで止めを刺すのが俺の戦術だ。 つまり敵機との近接は避けられない。 だがこちらがブレードを装備している以上、あちらも必要以上には接近してこないだろう。 やがて双方の交戦可能距離に入り、接敵。 PR |