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『遅いぞ!俺を死なせる気か!』
私が作戦領域に到着するなり、今回の護衛対象から通信が入る。 四脚ガードメカと交戦している重装MTがそれだ。 「ならもっと早く依頼を出せばいいものを・・・」 あまりに高圧的な態度に、私は思わず愚痴を漏らす。 『何か言ったか?』 「いや、こっちのことだ。援護を開始する。」 [メインシステム 戦闘モード、起動します。] ファシネイターの戦闘モード起動、ミッション開始だ。 『もたもたするな!』 私はMTの近くにいるガードメカに中型ロケットを撃ち込み、排除する。 [敵増援を確認。] このMTを追ってきた四脚ガードメカだろう。 姿を見せたところにロケットを撃ち込んで撃破する。 「どうした、行かないのか?」 私は全く動く気配のないMTに問いかける。 『お前が先に行け!』 なんで私はこんな依頼を請けてしまったのだろう? MTパイロットの指示通りにファシネイターを前に進めながら、私は考える。 私は組織のくだらない争いなどに興味はない。 どちらの組織にも肩入れしたくないから、どちらの勢力でもない武装勢力からのこの依頼を請けたわけだが・・・ PR |