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ジノーヴィーの遺体をアグラーヤの遺体の横に埋葬したあと、私はあの男についての情報を調べた。
そしてやっと、情報屋が仕入れた情報であの男の尻尾を掴むことができた。 この地区を中心に世界を混乱に陥れた特攻兵器が現れる、その前日にレイヴンになったという新米レイヴンらしい。 「ACの操縦は試験で動かしただけ、か・・・」 トレーラーの中で情報屋のレポートを読み終わり、最後の一文が思わず口に出る。 目の前にはサングラスで人相のわからない男がいる。この男が情報屋だ。 「ああ、そのようだ。他に知りたいことは?」 「潜伏先はわかるか?」 「簡単さ、ちょっと待ってろ。」 この情報屋、つかみどころがない人間だが情報の速さと正確さは本物だ。 「出たぞ。アライアンスに加入し、ACを扱う戦術部隊から戦力外通知、その後仕方なく本部部隊に配属。」 「戦力外通知だと?」 「ああ、そのようだ。しかし何故こんな冴えない男を追っている?」 「何でも調べられるんだろ?それぐらい聞かないで調べれるだろう。」 「わかってるねぇ、お嬢さん。」 情報屋の男はそう言いながら私の肩に手をかける。 「やめろ、気持ち悪い。」 私はその手を振り払う。 「お嬢さんにあんな男はもったいないぜ。何なら別のいい男も調べて・・・」 「もういい、帰れ!」 「はいはい帰りますとも。じゃ、情報屋"エド・ワイズ"をごひいきに。」 情報屋のエド・ワイズはそう言って私のトレーラーから出ていった。 PR |