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「さて始めるか・・・」
義孫の姿が見えなくなるまで待ったあと、G.ファウストは家の裏の倉庫へ向かった。 義孫には立ち入りだけでなく近寄ることすら禁じている倉庫。 倉庫の中にはG.ファウストの愛機のAC"パンツァーメサイア"と、その予備パーツや弾薬など一通りが雑多に置かれている。 「まさか再びこいつを動かすことになるとはな・・・」 複雑な気持ちのまま埃まみれのパイロットスーツに着替え、パンツァーメサイアに乗り込む。 昔の勘を頼りに計器類を操作し、ACを通常モードで起動する。 パーツの状態を確認すると全て良好だったが、武器までは確認できない。 もうかなりの年月放置してあったものだ、弾があっても火薬が湿気で使い物にならない可能性が十分にある。 だがここで実際に銃器を撃って確認するわけにはいかない。 比較的音のしないブレードのみを稼動テストしてみると、ちゃんとレーザー刃が形成される。 「ブレードがあれば十分だ。」 最低限の戦闘力があるのを確認して安堵したあと、テストモードで操作の感覚を思い出す。 最初は戸惑ったが、繰り返すうちに昔と変わらない操作を行うことができた。 「これならどうにかなるか。」 ACの通常モードを終了させ、降りて普段着に着替えて倉庫の戸締りをしっかりして家に戻る。 PR |
