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「アップルボーイにゲドか。低ランクレイヴンが上位ランクレイヴンに実戦を挑むとは命知らずが!」
手負いではあるが、ファンファーレは負けるつもりはなかった。 自分にはランク相応の実力があると自負しているからだ。 「ミラージュオペレーター、応答しろ!どういうことだ、これは!」 リップハンターがミラージュにコンタクトを取ろうとするが、通信は通じない。 どうやらミラージュは本気で、リップハンターとファンファーレをこの場で始末するつもりのようだ。 「くそ!」 リップハンターはモニターに拳を叩きつける。 彼女の機体は前座のMT部隊との戦闘などで消耗している。 残弾もAPも少なく、AC2機を相手するにはやや絶望的だ。 「だが、何もせずに死んでたまるか!」 彼女はレイヴンになる前からMTで戦場に身を置いていた。 無抵抗のまま死ぬ兵士や民間人を間近で何度も見てきた。 それはとても無惨な光景だった。 ここで何もせずに殺されるのは、それと同じなのだ。 彼女はそれが嫌だった。だから必死の抵抗を試みると決めたのだ。 PR |