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「レイヴン、はじめまして。」
「?」 輸送ブロックに到着すると突然通信が入った。 「私は、あなたの補佐担当者として任命されました、エマ・シアーズです。今後ともよろしくお願いします。」 どうやら私のオペレーターのようだ。 「よろしく。」 「輸送車の手配はすでに済んでいます。Bブロック輸送車内のハンガーに移動してください。」 「了解。」 事務的な感じがする女性だがこんなものなのだろう、ACのオペレーターなんて。 まあ、昔オペレーターやってた私も人のことは言えないか。 指示の通り、Bブロックの輸送車のハンガーにACを載せる。 「現地まで、ハンガーで機体をロックします。」 「了解。」 輸送車が動き出した。 私はもうすぐ実戦なんだ。改めてそう思い直して気を引き締める。 「それにしても、珍しい機体ですね。」 「え?」 突然エマから通信が入った。 「昨日試験に受かったばかりなのに、すごいですね。」 「ええ、まあ・・・試験の結果が優秀だったから特別に、とは聞きましたが。」 「そうですか・・・まもなく作戦領域です。幸運を。」 「了解。」 輸送車が止まった。 「ハンガーロック解除。エレベーターでセクション517へ降下してください。」 「了解。」 私は機体をエレベーターに移動させ、そのまま下降する。 もう戻れない。やられれば死ぬんだ・・・ 改めてそう思いながら、覚悟を決めた。 PR |