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思い返せばエドに依頼を提供され、シーラに背中を押されて戦場に赴いただけの日々。
結局、俺は周りに流されていただけだと気づいた。 依頼という建前で殺しをさせられていただけだった。 俺が殺した数多くのレイヴンや各勢力の兵士たち・・・ 振り回されていただけとはいえ、俺が彼らを殺した事実に変わりはない。 俺が殺したのだ、殺したかったわけでもないのに。 もう自分の意志に関係なく、殺しなどしたくない。 だから俺はもうレイヴンとしての仕事はしないと決めた。 誰かに振り回されて利用されるのはもう嫌だった。 PR |
インターネサインが破壊さえ平和となった世界。
復興が進むにつれ、元企業の集合体であるアライアンスが崩壊、再び企業間の争いが活発化。 レイヴンの仕事はなくならなかった。 最初は嫌々ながらも依頼をこなした。 なるべく敵を殺さないように注意しながら。 しかし俺が依頼をこなすことは、火に油を注ぐようなものだった。 各勢力間でのMT同士の争いだったのが、お互いに対AC戦闘を考慮した、さらに激しい争いになった。 俺が依頼をこなすごとに争いは激化していく。そして人が余計に死ぬ。 それに気づいたとき、俺は依頼を請けるのをやめた。 俺が殺さなくても、結局は死ぬのだ。 奈良もうこんな世界などどうでもいい。 そして世間の目を逃れるために、山奥の小さな山村で隠居生活することにした。 ここには何もないが、生きるに不自由しないだけの金はある。 まだ若いが静かに余生を過ごす、それだけできればよかった。 |
俺は「最後に残ったレイヴンだから」と"ラストレイヴン"と呼ばれた。
パルヴァライザーとインターネサインを破壊し、"ドミナント"とも呼ばれた。 そして賞賛され、各方面から多額の謝礼金が贈られてきた。 しかしこれは結果がそうであっただけで、俺は単に依頼を果たしたのみだ。 こんな称号や金がほしくて依頼を請けていたのではない。 では何のために依頼を請けていたのか? そう問われると、俺は答えることが出来ない。 今まで何も考えずにいたのを実感した。 それと同時に自分が怖くなった。 インターネサインが破壊さえ平和となった世界。 復興が進むにつれ、元企業の集合体であるアライアンスが崩壊、再び企業間の争いが活発化。 レイヴンの仕事はなくならなかった。 最初は嫌々ながらも依頼をこなした。 なるべく敵を殺さないように注意しながら。 しかし俺が依頼をこなすことは、火に油を注ぐようなものだった。 各勢力間でのMT同士の争いだったのが、お互いに対AC戦闘を考慮した、さらに激しい争いになった。 |